テキストサイズ

candle

第1章 愛なき虚しき行為

「...3Pでもするんですか?」
「んー...それもいいけど彼は別の役かな?」
壁に押さえつけられ、かみつくようなキスをしてくる。
「ん...ふ」
首筋に口付けしようとした時、客ではない男がビデオカメラ構えてあるのが見えた。
「撮影は...こまっ...」
胸の突起をピンと弾かれ言葉が遮られる。
「いいじゃん?見られてるともえるし、それに金は出すからさ」
そういい、宙自身の愛撫を始めた。

* * *
どれくらいイっただろうか?
長く宙の愛撫を空イキになるまで続けた後やっと客の自身を埋めてきた。
挿入後も何回か達し、ヘロヘロである。
ここまで感度がいいのはきっとあのレンズのせいだ。
入り口の男は終始無言で行為を撮っていた。
行為が終わったら終わったでさっさと引っ込む。
「あのデータ、別に売ったりしないから安心してよ」
宙を抱いていた男は身なり整え言う。
売ったら告訴してやる。
そう牽制の意をこめ、言いたかったが喉がつぶれて言えなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ