candle
第1章 愛なき虚しき行為
一時のぬくもりを・・・「candle」
事務所に戻った宙はぼーっと自分の立ち上げたホームページを見ていた。
程なくしてメールが届いたことをパソコンが知らせる。
よく見れば4通ほど着ていた。ひとつひとつ確認して返信を返す。
どのメールもサイトの利用者だ。
「絢斗ー今日の仕事追加ね~」
ソファでぐったりして横になっている男、絢斗に声を掛ける。
「は?ふざけんな。今日何個抱えてると思ってんだ」
「2個でしょ?足して4個。大丈夫気合でなんとか」
顔を上げ、反論してきたが適当に返したら黙り、再び顔を伏せる。了承したみたいだ。
といっても拒否権なんかないけど。
「何?絢斗行くの?」
ふわっとした少年顔がバスルームから出てくる。
「聞けよ。柚葉!こいつ仕事増やしやがった」
「絢斗かっこいいから・・・さ?モテモテなんだよ。頑張って?」
ちょっとおかしな日本語で励まし、絢斗の髪にキスする。
その瞬間顔がみるみる赤くなって。あー。万年片思い男絢斗さんは辛いねーと声をかけたいがやめよう。殺される。
事務所に戻った宙はぼーっと自分の立ち上げたホームページを見ていた。
程なくしてメールが届いたことをパソコンが知らせる。
よく見れば4通ほど着ていた。ひとつひとつ確認して返信を返す。
どのメールもサイトの利用者だ。
「絢斗ー今日の仕事追加ね~」
ソファでぐったりして横になっている男、絢斗に声を掛ける。
「は?ふざけんな。今日何個抱えてると思ってんだ」
「2個でしょ?足して4個。大丈夫気合でなんとか」
顔を上げ、反論してきたが適当に返したら黙り、再び顔を伏せる。了承したみたいだ。
といっても拒否権なんかないけど。
「何?絢斗行くの?」
ふわっとした少年顔がバスルームから出てくる。
「聞けよ。柚葉!こいつ仕事増やしやがった」
「絢斗かっこいいから・・・さ?モテモテなんだよ。頑張って?」
ちょっとおかしな日本語で励まし、絢斗の髪にキスする。
その瞬間顔がみるみる赤くなって。あー。万年片思い男絢斗さんは辛いねーと声をかけたいがやめよう。殺される。