テキストサイズ

candle

第1章 愛なき虚しき行為


* * *
柚葉の髪が乾く頃に仕事内容の説明を始める。
仕事。宙立ち上げたこのビジネス。
どんな仕事かと問われればデリヘルと言えば正確なんだろう。多分。

candleには4人の男が働いている。どいつもこいつも美形ぞろいでこんな仕事しなくてもと思うが皆好んでこの仕事をしている。

お客様がどんなシチュエーションで、どこで、どんなプレイを、誰とするか、希望をメールに綴り送ってくる。
基本的に、柚葉が受け、絢斗が攻め、宙と英明がリバでやっている。
「んじゃ、絢斗あれだ。白衣だ」
「変態プレイか?」
「保健室プレイだって、ファイト」
まぁ、客も個性豊かで、だいたい過度で、普通じゃできないプレイを望んでくる。
昼間の宙の相手も、先輩後輩のイケナイ放課後とかゆープレイらしい。実質歳は十歳近く離れているのだ、先輩後輩もあるか。
まぁ仕事なので誰も文句言わず引き受けている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ