テキストサイズ

candle

第1章 愛なき虚しき行為

相手が一度達せばそこで終わり。後の仕事もあるので延長は無い。
この4人の中で宙は早漏に近い。否快楽に弱いのだ。
絢斗、英明はもちろん、柚葉もかなりの遅漏。
偶に苦情がくる。それでも人気あるのはテクと顔か。

途中英明が加わり、一通り内容を伝えると所定の時間まで皆休憩とする。
宙は英明の肌についた赤い後を分からないようにしょうと厚くファンデーションを塗る。それで後は目立つのだが。
「今日はどんなプレイだったの?」
軽く声を掛けると睨まれてそのままだんまり。そうとう機嫌が悪い様だ。
柚葉達が言った様に英明は元ヤンだ。知り合った当時は超危なっかしかった。
そんな野郎でも好きなように出来るこの商売。富豪共が挙って金を出した。
英明の客は質が悪い。金がなかったら皆悪党にしか見えない連中だ。
『断ることだってしてもいいんたぞ?』
昔英明にそういったが、英明は仕事を断ったことなんて一度も無かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ