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candle

第1章 愛なき虚しき行為

* * *
2時間ほどしゃべくったりした後、3人は事務所を出た。
一人のこされる形になる。
この所宙の仕事は減っていた。
というのも周りに客が流れて行ったからだ。幾人は故意にだが。
方針的にはホストクラブとかと同じで稼いだ分だけもらえると言った感じだ。
と言っても二割は店に入る。
なのでオーナーである宙自身はそんなに働く必要はない。
それでも皆と同じ苦労を味わうべき、と働く。

ほど無くしてメールが着た。
指名が宙でなければ日を改めてもらうことになる。
コレが嬉しい事か悲しいことか、自分には分からない。

メールは英明のお得意様だった。元は宙の客だったが英明を紹介した所あっさり離れていった人物だ。
メールは英明を指名した内容、仕方無く断りのメールを送る。
すると意外と早く返信が返ってきた。

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