テキストサイズ

ナイトウォーキン

第1章 後悔のスタンプ

「へへい、この際限無くほとばしる性欲を何とか立ち切らなければどうにかなっちまいそうな今日この頃であります。」

『A君の風俗依存の感覚、何だか僕にも解るような気がするな。』

「えぇ? そうなの? P君も風俗行くの? バンパイアが風俗って何か違くない?」

『いや、風俗行った事はないけど。そもそもSEXって概念が無いんだよね、バンパイアには。強いていうなら処女の生き血かな。あれは本当に美味いよ。ビッチの生き血は便所のサンダル風味だけど処女のは酸味と塩分のバランスが素晴らしくて口当たりは本当に絶品でさ。栄養も満天だし処女の生き血を飲んだ晩には3か月はディナーしなくて済むよね。でも中々深夜に人気の無い街路をほっつき歩いてる処女っていないからまれに出くわした時にゃもう骨と皮になるまでしゃぶり尽くしちゃうんだよね…。』

「へ、へぇ~、、そ、そりゃあ…??」

言葉で説明出来ない感情に言葉が詰まるA。

『でもさ… 僕も最近感じるんだ。A君と同じような心の傷みを…。』

「心の傷み…?」

不意に神妙な面持ちになったバンパイアPの言葉に耳をそばだてる風俗依存症のA。



続く…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ