
〜Strawberry JAM〜
第6章 矢神純希
8時に俺の部屋に来い
と言われていた私は
まだ時間があったので大浴場へ行った。
このホテルは街中にあるにも関わらず
天然温泉の大浴場があったので
私はゆっくりお風呂に入り疲れを取った。
「そろそろ行かなきゃ!」
すっかり時間を忘れてしまった私は
慌てて部屋着にメガネで矢神さんの部屋を訪ねた。
ーコンコンッ。
「成瀬ですー。」
『おう。寿司来てるぞ。』
部屋に入ると2人では食べきれないのではないか
というくらいのたくさんのお寿司が並んでいた。
『せっかくだから、裂けもちょっとだけ。
ほら。』
「あ、ありがとうございます!
いただきます!」
矢神さんはわざわざ北海道で作っているという
日本酒まで用意してくれて
とても素敵な晩御飯になった。
