
〜Strawberry JAM〜
第7章 お仕置き
ーコンコン。
「失礼します。」
矢神純希と書かれた楽屋をノックし
静かに扉を開く。
『おい!お前なんで俺がまだここにいるかわかってるか?』
「ふぇ!?」
『番組始まるのは13時だけど、俺らの出番
15時からじゃねーか。』
「じゃあ…着替えてヘアメイクする時間あったんですか…。」
『あったんですかじゃねーよ。
まぁ、ギリギリでそのままテレビ
出なくて済んだのは幸いだけど
こういうチェックしとけよ!
すげー焦っただろーが。』
「も、申し訳ありません。」
『遅刻よりはだいぶましだけどな。
無理なスケジュールは組むなよ。
朝倉さんにも伝えとけ。
体は1つしかねぇから。』
「はい…。」
『わかったら解散!俺は着替えるから
外出た出た!』
「はい、失礼します。」
私は深々と頭を下げ
矢神さんの楽屋を出た。
