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『はーいただいまぁ！』





少しするとすぐに絢斗くんの声が聞こえた。





『これは…。絢斗もなかなかいい趣味ですね。』


「あ、天羽さん！？」


『そーだよーん☆連れてきた！』


「い、いやぁっ！」





絢斗くんはあろうことか天羽さんを連れて戻ってきた。


私はとっさに声がした方に背を向けうずくまる。






『成瀬さん…絢斗に見られるのは良くても
僕には嫌なんですか？』


「そうじゃなくてっ…。」


『ん？なに真琴、ヤキモチ？』


『そうですねぇ。やっと心を開いてくれた
と思った人がまた心を閉ざし
別の人に懐くなんて。悲しいです。』


「ち、違うんです！これは…。」


『これは？』


「…。」






天羽さんの声がいつもより少し冷たく聞こえた。