不良の道
第1章 不良学校
って!!
何思ってんだよ!俺は!?
兄貴を倒す為に、ここに来たんだろ!?
よし、今倒せば問題ねーな!!
って
そう言えばさっきまで喧嘩してたんだった。
体力残ってねーよ。
別に、今じゃなくても・・・いっか。
俺も兄貴と一緒に空を見上げる。
青くて、ふんわり雲が綺麗に見える。
[そーいえば]
兄貴が何かを思い出した様に、ポケットから何かを出した。
[コレ]
青いカードを渡される。
[何だ?コレ]
俺はそれを受けとり
カードの裏を見た。
カードの裏には、4と数字が書かれていた。
[それ、寮のランク。]
[………はぁ?コレどうしたんだよ!]
[お前がさっき倒した奴らの中にランク4がいたから。
喧嘩に勝ったんだから貰っとけ]
ランク4のカード・・・
俺の欲しいのは、
[ランク5の……
兄貴のカードが欲しいだけど?]
俺は兄貴を睨みつける。