テキストサイズ

嫌い?ううん、好き。

第3章 *そっくり後輩くん。

「なっ……‼︎」

あたしは思わず絶句

そこにいたのは、3年女子と、1年男子……

しかも………

保健室中央に置かれた大きい丸テーブル

そこに押し倒され、制服がはだけている女子と、押し倒している男子…………

「そっ、それじゃあ、また!」
はだけた制服を直しながら急いで保健室を走ってく女子

「あーあ、邪魔されちゃった いいとこだったのに」

丸テーブルに座りながら男が言う

あれ…こいつ……

「あれ?あんた、今朝のじゃん 先輩だったんだ?」

「そっくり…後輩くん……」

「なんだそれ?あだ名? 俺、小日向 陽汰って名前があんだけど。 」

少し、口角を上げながら言う小日向陽汰に、苛立ちを覚えながら、睨む。

「何…してんの…」

「イケナイコト?笑 」

「…最低」

目を合わせずに長椅子に座る

すると、小日向陽汰が目の前に歩いて来て……

押し倒した


「何やってんの」

最高に睨みながら言う

「おねーさん、名前教えてよ」

「やだ」

即答。 こんなやつに教える名前なんてない

「へーえ おねーさん、俺とイケナイコトしようよ?」

「どいてよ」

「やーだ」

もういいや どうなっても知らん

「どいてって……言ってんでしょ‼︎‼︎‼︎」

「ぐあっ‼︎」

片足で思いっきり腹を蹴って落としてやった

「最低‼︎ 帰る‼︎ 先生に言っといて‼︎」

それだけ言って、かばんを持って帰った。

家に帰るまで、ずっといらいらがおさまらなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ