無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

春とはいえ、まだ寒い。

少しずつ色づき始めた桜。

まるで小説とか、映画に出てきそうな風景。

イヤホンを両耳に。 音量は7

おっとりした曲を選曲。

今、時間何時だろ、 ふと思ってケータイで確認する。

やば、ちょっと走るか

走るのは嫌いじゃないから、ゆるい下り坂になった道をひたすら小走り

だんだん体があったまって、体を吹き抜ける風が心地よく感じてくる。

よし、あとはあの角を左に曲がってあとは直進‼︎

なぜか気分が上がってきて、ラストスパートと言うべきスピードになる。


曲がる瞬間、突然目の前が真っ暗になった。