
散りゆく花
第1章 花
ドアからはニヤニヤした2人の顔が見え、部屋に入ってきた。
「俺らが黙って待ってるとでも思ってんのかよ朝日は。」
「さすが川島だな。朝日が帰ってくるまえにさっさとやっちまおうぜ。」
「じゃあじゃんけんな。」
「はぁ?寺田が先かよ。まあいいや俺は上の口で楽しませてもらおう。」
私は後ずさっていた。
2人がじゃんけんしている間に逃げることもできたはずだが、怖くて何もできなかった。
「さあ、お嬢ちゃん。俺の部屋行こうか。」
寺田と呼ばれていた男に担がれる。
『…や。離して…。お願い…。』
震える声で必死に訴えるが無駄な抵抗だった。
寺田の部屋に入れられるとすぐに服を脱がされた。
私は処女だけど何をするかってことくらい知ってる。
