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真選組のお姫様

第1章 お姫様の日常

「でも俺は、他の奴じゃなくて舞がいいんでさァ」

そう言って、沖田さんは私の肩に腕を回して自分の方に引き寄せました。
いきなりそういうことされると恥ずかしいです…

「んな…!何してんだ総悟!さっさと離せ!」

副長がすっごい怒ってます…
沖田さんは少し黒い笑みを浮かべています。
いつものようにからかってるだけなんですね。

「へいへい。離しますよ。あ、舞」
「…?なんですか?」

あっさりと離してくれた沖田さんですが、チョイチョイと手招きして私を呼びました。
なんですかね…?

「さっき言った、舞がいいってやつ。あれ、本当のことですからねィ」
「へ!?そ…それって…」

そう耳打ちされて顔が真っ赤になりました。

「じゃあ、俺は仕事がありますんで」

そう言って沖田さんは部屋から出ていきました。
本当にビックリした…

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