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真選組のお姫様

第1章 お姫様の日常

「ありがとうございます!銀さん!」

笑顔でお礼を言います。
本当に良かったです…

「お、おぉ…で、なに買うんだ?」

ちょっと顔を背けながら銀さんは言います。
どうかしたんですかね…?

「えっと…キャベツ10玉に人参が…20本!?あ、あと…お肉とかです」

改めてメモを確認しましたが…かなり重いものばかりです…
私、持って帰れますかね…?

「なんで食材買いに来たのに洗剤売り場にいるアル?」

「方向音痴なんだろ…それより、重いもんばっか頼まれてんな…」

神楽ちゃんは不思議そうに言って、銀さんは神楽ちゃんの言葉に答えると、私を同情的な視線で見ました。

「あはは。これもお仕事ですから」

やんわり微笑んで、銀さんの言葉に答えます。

「じゃあ、早速野菜売り場から行くネ!」

神楽ちゃんはそう言うと、私の手を引いて歩き出しました。
銀さんは私たちの少し後ろを歩いてきます。

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