テキストサイズ

えっちな文藝部の活動報告書

第1章 えっちな文藝部へようこそ!

というか--

「さっき体が勝手に動いて、サインしてしまったんですけど」

気付けばもう先ほどの不思議な操り人形感はなく、普通に体が動く。

先輩はにんまりと笑って入部届けを胸元に入れる。

ただぺったんっこな野路菊先輩がやってもあまり様にならない。

ああいうのは谷間に挟むから絵になるというものだ。

「操り人形状態、驚いた? あれ私の『特殊能力』なの」

「は?」

「えっちな気分になった人を一定時間操ることが出来るみたいなの、私」

「えっ? 言ってる意味がよく--」

わかりませんと言おうとしたが口を閉じた。

あり得ない話だが、しかし先ほど現に体験した。

論より証拠。

確かにオナニーを見せつけられたあとに股間を触られ、えっちな気分になった瞬間、体の自由が奪われたのだから。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ