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えっちな文藝部の活動報告書

第1章 えっちな文藝部へようこそ!

「不思議でしょ? 私もはじめは不思議だったの。オナニーをしてるのを弟に見られた時にこの能力に気付いたの。見られた瞬間、人生オワタと思ったけど……
私が願うと弟は騒ぎ出したりせず、それどころかいつも反抗的なくせに不思議となんでも言うことを聞いて--」

最終的には弟に目の前でオナニーをさせて、それを写真で撮って口封じのために脅したのだという。

やることがアホっぽく、それでいて非道過ぎて絶句する。

「あっ! でもこの能力使って何かしたのは弟以外は如月君が初めてですからね!」

「……はぁ……なんというか、その……他人を意のままに操れるとか……そんな能力を持ってしてこんな新入部員勧誘にしか使っていないなんて……スゴい能力の無駄遣いって感じがするんですけど……」

相手をえっちな気分にさせないといけないという厄介な条件があるが、物凄く使い道が多い能力のような気がする。

「だって能力を悪用しちゃったらバッドエンドのフラグ立っちゃう気がするじゃない……」

「……はぁ」

なんともゲーム脳な、残念な理由に突っ込む気も失せる。

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