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えっちな文藝部の活動報告書

第2章 入部希望者

みずほは黒目がちなくりくりの目を鋭く尖らせる。

「俺は書いてない! 官能小説を書いてるのは野路菊先輩だけだ!」

みずほは極度の照れ屋で、えっちな話は特に免疫がなく嫌う。

「し、白々しい! あ、あたし知ってるんだからね! 比呂志のベッドの下に、そそその、いかがわしい本がたくさん隠してあるのを!!」

「……っ!」

まさか俺の宝物庫がバレていたとはッッ……

「ははぁん……」

野路菊先輩は目を細め、悪巧みを思い付いたと言わんばかりの表情を浮かべた。

いちいちリアクションとか昭和臭が漂ってるんだよな、この人……



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