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えっちな文藝部の活動報告書

第3章 冒頭のエロシーンは微エロでっ!

一緒に歩きたくないと拒絶するみずほを宥めて、俺達は取り合えず駅の方へと向かった。

馬鹿馬鹿しいからスイッチなど入れたくないが、入れないといつまで経っても終わりにならないんだろうしなぁ……

「あっ! 野路菊さん!! 今帰りですか?」

「あ、ああ、颯太さん!! い、いい今帰りですよ……」

「そっか! じゃあ駅まで一緒に帰ろうよ」

「えぇ!? ……う、うん」

「え、ちょっと誰誰? 野地菊の彼氏ぃ?」

みずほはからかう。

「ち、違いますよ。クラスメイトの浅海颯太(あさみそうた)さんです」

ふわふわの柔らかくボリュームのある髪質を綺麗に整えて、制服もネクタイまできちんと締める品のいい生徒であった。

「その子達が新入部員? 文藝部に新入部員入ったみたいでよかったね」

「う、うん……お陰さまで……色々心配ありがとう」

「でもちょっと残念だったな……オカルト文藝部……」

颯太に言われてハハハと野路菊先輩はひきつった笑みを浮かべた。

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