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えっちな文藝部の活動報告書

第3章 冒頭のエロシーンは微エロでっ!

「もういいんじゃないの。彼氏の前であんなにしたのに……」

「も、もういいって、先輩。リアルな体験出来たでしょ?」

「いいえ。まだよ……ここからが本番なんだから」

キリッとした表情の野路菊部長。

俺達はエロ小説にかける執念に恐ろしささえ感じた。



野路菊先輩は駅前の階段に座る。

下から昇ってくる人にはスカートの奥の白く肉付きのよい太ももはおろか、その先の綿のレモンイエロー地に小さな花柄のパンツまで丸見えな状態となる。

その体勢で野路菊先輩は本を読む振りをする

「あいつって真性の変態だったんだ……」

「ああ、マジキチだな……」

俺とみずほは呆れながら階段下のベンチに座り、リモコンを操作することになった。

振り返り野路菊先輩を確認すると、当然ながらパンツが見えた。

「ひ、比呂志のすけべ! なに野路菊のパンツ見てるのよ!」

「違っ……状態確認しただけだろ!」

野路菊先輩は周りをまったく気にする様子もなく、本を読む。

既に通り過ぎる男たちにチラチラとパンツを覗かれている。

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