テキストサイズ

えっちな文藝部の活動報告書

第3章 冒頭のエロシーンは微エロでっ!

野路菊先輩は鞄と文庫本を荒々しく掴み、階段を駆け降りて俺の脇に座った。

「鬼畜っ! 悪魔!」

恨めしい涙目で睨んでくる。

「焦らしもなきゃつまらないでしょ?」

「5分も焦らし過ぎ! 壊れたのかと思ったし……」

怒りを訴える。

とはいえとろんとした目付きで頬を赤らめて上目使いの怒った顔は、俺の性的興奮を高める程度の役にしかたたなかった

「あん……あん……あンン……このままイカせてね……如月くぅん……」

野路菊先輩は俺の制服の裾をぎゅっと握る。

「ちょっ……変態! 来ないでよっ!!」

息の荒いにみずほは焦る。

他人がイク瞬間なんてものはそうそう見れるものじゃない。

みずほは明らかに興奮していた。

野路菊先輩は全神経を下腹部に集中してるようだった。

ベンチに座りながらも足首をピンと伸ばし、絶頂に達することに集中しているのがわかる。

その瞬間にローターの振動がピタッと止めてしまう。

「や、やだっ! 止めないでっ! 意地悪っ! 1回イカせて! 部長命令ですよっ!」

どんな職権濫用だよ……

野路菊先輩は囁くような声量で苛立った気持ちをぶつけてくる。

「どうしようかな? なんか態度悪いし」

カチカチッッ……

「ひゃっ……」

一瞬だけ振動させてすぐに止める。

「お願い……します。気が狂っちゃいそうなの……」

「仕方ないなぁ……」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ