えっちな文藝部の活動報告書
第5章 官能小説の芸術性
それから話題は文藝部の機関誌の話題へと移る。
宿題に勤しむみずほを放っておいて俺達は機関誌作成の話を始めた。
ようやく文芸部らしい会話が出来きて嬉しくなる。
「もうっ! 如月君が反対ばかりするから全然進まないじゃないっ!」
「当たり前でしょ。高校の文芸部機関誌に兄と妹の近親相姦の特集組む馬鹿がいますか!」
「如月君。常識に囚われてはダメ。新しい芸術とは常に既成概念との戦いなの」
「既成概念との戦いの前にPTAとの戦いが待ってますよ、多分」
会議の内容はどんなエロ話にするかという野路菊先輩の案と安部公房特集をしようという俺の案というものででまったく噛み合わなかった。
それでも俺は念願の機関誌の話題になって嬉しかった。
宿題に勤しむみずほを放っておいて俺達は機関誌作成の話を始めた。
ようやく文芸部らしい会話が出来きて嬉しくなる。
「もうっ! 如月君が反対ばかりするから全然進まないじゃないっ!」
「当たり前でしょ。高校の文芸部機関誌に兄と妹の近親相姦の特集組む馬鹿がいますか!」
「如月君。常識に囚われてはダメ。新しい芸術とは常に既成概念との戦いなの」
「既成概念との戦いの前にPTAとの戦いが待ってますよ、多分」
会議の内容はどんなエロ話にするかという野路菊先輩の案と安部公房特集をしようという俺の案というものででまったく噛み合わなかった。
それでも俺は念願の機関誌の話題になって嬉しかった。