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えっちな文藝部の活動報告書

第6章 媚薬の効能

「ごめんなさい……みずほちゃん……媚薬効果はなかったみたいね」

「あっ……当たり前でしょ!」

「上半身の催眠を解いたわ。ごめんなさい……軟膏をこれで洗い流してね」

謝りながら野路菊先輩は水を入れたボウルをみずほの前に置いた。

「わっ私が洗いますわ、お姉様!」

「嫌よ! エロレズ中学生! てか野路菊上半身だけじゃなく全身の催眠解きなさいよ!」

文句を言いながらもみずほは水の入ったボウルを手にして指で水を掬った。

「ちょっ……見ないでよ、比呂志! あっち向いてて! もう、変態ばっかりで最低!」

「わ、悪りぃ」

思わず見てしまったが大切なところは見えてないから安心しろ、みずほ。

みずほは水を掬い、塗りたくられた箇所を洗っているようだった。

「んんんんっっ……」

洗ってるだけのわりにはずいぶんと色っぽい声をあげるな……

まあ場所が場所だけに洗うのも大変なのかな……

「ふあぁぁ……」

「どうしたの? みずほちゃん」

「ななななんでもないっっ!!」

尋常じゃない声をあげたみずほに野路菊先輩は半笑いで問い掛ける。


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