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戦場でのエッチは死者への冒涜

第9章 嫉妬

「何だ?俺歯医者に連れて行こうなんざ百年早ェんだよ足太象女。」



赤髪の少女に白夜叉はそう言うと、更に挑発する。



「モルの足は象みたいに太いの~あと脂肪も沢山~」



その途端赤髪の少女の蹴りが白夜叉に炸裂した。



ズルズルズル



襟首を捕まれ引きずられて行く白夜叉完全に気絶して居る。



「モルちゃんありがとネ。」



「いえこちらそ何時もお世話になってるお礼です。」



二人は伸びている白夜叉を引きずりながらエレベーターに乗り込み歯医者がある三階を押した。



エレベーターは上昇して行く。


やがて目的地に着きエレベーターのドアが開き、もう目の前は白夜叉の地獄歯医者だ。



「ほぁちゃあ!」



神楽が白夜叉の叩くと、意識を覚醒させた。



「うおわぁっ!!」



白夜叉は目の前が歯医者だとわかり焦り焦りまくる。



だが…



白夜叉の抵抗は無念に終わった。



待合室で待っている間、白夜叉はカタカタと貧乏揺すりをする。



「か…神楽…と…トイレ行ってイイ?」



「行くなら早く行ってくるヨロシ。」



神楽は素っ気なく言うと、雑誌に目を向けた。



トイレは一回歯医者を出て真っすぐ行けばトイレ。
だが横を曲がればエレベーターだ。



逃げれる!



白夜叉はそう確信すると、靴を勢い良く取り出し、履き替えた。



だが…



「あ。待って下さい。トイレなら私が付いて行きます。」



そう言うと、赤髪の少女モルジアナが椅子から立ち上がり、白夜叉に付き添う。

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