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恋密度〜官能・従兄妹編

第2章 蒼い果実

「お兄ちゃん」

「…ん……」

「アタシね…全然、嫌じゃなかったんだよ…もちろん、あの時だって。あの時したコトがどんなことか知った時も……全然、嫌じゃなかった」

「真美…」

「…確かに知った時はちょっとびっくりしちゃったけどさ…でもそれよりアタシは嬉しかった…大好きなお兄ちゃんと同じ秘密を持ってることが…すごく、嬉しかったから」

真美はフフ…と笑いながら晃一を見つめ返す。
そんな真美に晃一は堪らず胸が疼き躰の芯が痺れた。

「…真美……お前その歳でそんなすごい殺し文句言うなよ…」


晃一はそういいながら真美を見つめ熱いキスを繰り返す。

晃一のキスに答えるように真美も舌を絡め、そしてささやいた。

「はあ…お兄ちゃん」

唇を離す度にため息が漏れる。

「好き…好きッ……お兄ちゃんになら──アタシ、何されても…ん…嬉し、ぃ…」

真美はしがみつくように舌を絡める。

「真美っそんなこと言ったらッ」

晃一は真美の言葉に下半身が熱く反応していた。
晃一は苦し気に歯を食い縛る。

「…っ…真美‥今日は駄目だ……ゴムがないからッ」


「…ゴム……アタシはお兄ちゃんなら大丈夫っ…」

「駄目だよ……」

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