
甘い恋の始まりは最悪の出会い
第1章 日常
虎「じゃあ係長も媚を売れば良かったじゃないですか」クスクス
少しバカにしたような笑い。
む、ムカつく!!!
あたしは媚を売るのが上手くない。
というか、したくもない。
アイツはそれを知って言ったのだ。
美「ギロ」
あたしは黙って睨むしか出来なかった。
虎「まぁ、係長は顔はまぁまぁ良いにしても色気無ぇから無理か!!もう少し、女出したらどうですか?あっ!もう出し切ってるのか!」クスクス
キレそう。
あたしキレるかも…
いや…ここでキレたら虎我の思うツボだ。
美「…」
あたしは黙って我慢した。
虎「あっ!明日の資料も係長やってよ。てか、やれ。部長には連絡しといてやるから」ニヤ
カチン…
キレた。
もう我慢できない…
美「さっきから黙ってれば……言ってくれるわね!!あたしは虎我の召使いか!!ってか、係長に命令は、な」
龍「美咲さ、いつも虎我って呼んでるの?」
”無いだろ”と言い切る前に龍が被せて言ってきた。
何か怒ってる?
少し声のトーンが低いような…
美「えっ…あ…うん。そうだけど…」
龍「…じゃあ、これからは名字で呼ぶようにして」
美「え?何で…んんん!!ふぅん!!」
不思議に思って龍を見上げた瞬間すキスをしてきた。
それも舌を入れて深いキスを。
トン…
キスをされながら、後ろに追い詰められていつの間にか後ろには壁がある状態になった。
クチュクチュ…
美「ふぁん//んんぁ//りゅうんん//」
いつもより激しいキス。
何か怒ってる。キスからもそんな感じに思えた。
ピクッ
龍がスカートの中に手を入れてきた。
