
純粋少女と不良少女。
第2章 出会い。
き、緊張する〜〜。
男の子と2人で帰ったことなんてないから
なに話していいかわかんないよ〜
あたしが黙ってると、
「瑞稀ちゃんってさ
彼氏とかいるの?」
「えっ、あ。瑞稀でいいですよ。
彼氏はいません!」
「じゃあ瑞稀で!にこっ
俺のことも奏多って呼んでよ♪
あと敬語もいらないから!」
「あ、えっと奏、多...。」
名前で呼ぶとへらっと
照れたように笑った。
か、かっこいい...
きっと高校でもモテるんだろうな〜
そんなことを考えてると
いつの間にか家の前だった。
