
純粋少女と不良少女。
第6章 受験
「救急車呼んだほうが
いいんじゃないのか!?」
周りがざわざわと騒ぎ出す。
そんな中、
「えっ、奏多?」
自分の制服の上着を脱ぎ
あたしに着せる
そして
「ん。」
「え?」
「はやくのれよ。」
奏多はしゃがみこみ
あたしに背中を向ける。
「えっ、いいよ。
あたしおっ重いし!」
「そんなこといってる場合じゃないだろ」
ぐいっとあたしを引っ張り
無理やり背中に乗せる
「こいつは俺が連れてきます。」
そう周りの人にいい、歩き出す。
「苦しくないか?」
「う、ん。」
奏多、優しいな。
いい匂い、する。
奏多の高校につき
そのまま保健室のベットに座らされた。
