
「再会」と呼べる「出会い」
第10章 文明の利器
え
「って事は
あっちも神鳥が
月子の転生後であることに
気付いたってことっスか?!」
敵の親玉は月子に
物凄く執着しているらしい。
元々、月守の仲間同士だと
聞いてはいたが。
気付いたってことは
神鳥を狙ってくるって事か…
記憶を取り戻していないということは
普通の人間と同じ。
誰かが守ってやんねぇと…。
「いつもは俺が、
彼女の周りを見張ってたんだけど
昨日はたまたま、
たろちゃんに監視を
代わってもらって…」
ミカのことがあったからな
「土手を歩いている時でした。
川岸からネコみたいなのが
上がってきて
突然襲いかかってきたんです」
「神鳥に怪我は無かったんですか?」
「少し切り傷を負わせてしまった。
今朝、隠土先生が治してくれたよ。」
切り傷程度で済んで良かった。
つーか…
月子の記憶を取り戻しさえすれば
彼女は俺らなんかよりずっと強いのだ。
早く記憶を戻してもらわねーと…
俺は訴えるように隠土先生を見た。
記憶を戻せるのは彼だけだ。
落ち込んでるのはそれが原因か?
「って事は
あっちも神鳥が
月子の転生後であることに
気付いたってことっスか?!」
敵の親玉は月子に
物凄く執着しているらしい。
元々、月守の仲間同士だと
聞いてはいたが。
気付いたってことは
神鳥を狙ってくるって事か…
記憶を取り戻していないということは
普通の人間と同じ。
誰かが守ってやんねぇと…。
「いつもは俺が、
彼女の周りを見張ってたんだけど
昨日はたまたま、
たろちゃんに監視を
代わってもらって…」
ミカのことがあったからな
「土手を歩いている時でした。
川岸からネコみたいなのが
上がってきて
突然襲いかかってきたんです」
「神鳥に怪我は無かったんですか?」
「少し切り傷を負わせてしまった。
今朝、隠土先生が治してくれたよ。」
切り傷程度で済んで良かった。
つーか…
月子の記憶を取り戻しさえすれば
彼女は俺らなんかよりずっと強いのだ。
早く記憶を戻してもらわねーと…
俺は訴えるように隠土先生を見た。
記憶を戻せるのは彼だけだ。
落ち込んでるのはそれが原因か?
