
「再会」と呼べる「出会い」
第10章 文明の利器
「けど、そういうケアも含めて
兄さんのやるべき事でしょ?
今、兄さんは生きているんだから。
あの時と状況は違うんだよ。
今度こそって気持ちは
生半可じゃないよね?」
次朗さんが優しく、諭すように言う。
「あぁ。
俺はもう、彼女を失いたくない」
「だったら
もうちょっと頑張ってよね。
今朝は邪魔されたみたいだけど」
邪魔?誰に??
「学校でってのは
難しいかもしれませんね。
俺も常に側にはいれないし…」
松井さんの風の力は、
聞かれたくない音を消す事も出来る。
だよな、確かに…。
学校には見られて困る奴しかいない。
教師が生徒に手を出すとか
この間もニュースになってたしな。
人類を救うためっつって
通用するわけねーし。
「かんちゃん、可愛いから
狙ってる男子はかなり多いよ」
そういやぁ
「うちのクラスの奴らも何人か
神鳥に告ったらしいです。
全員玉砕だったけど。」
モテるよな、あれじゃ。
神鳥は確かに可愛い。
あのルックスは芸能人としても
十分通用する。
「全員玉砕なんだ…。
誰か好きな人とかいるんでしょうか」
「え」
松井さんの発言に、
隠土先生が少し慌てた。
兄さんのやるべき事でしょ?
今、兄さんは生きているんだから。
あの時と状況は違うんだよ。
今度こそって気持ちは
生半可じゃないよね?」
次朗さんが優しく、諭すように言う。
「あぁ。
俺はもう、彼女を失いたくない」
「だったら
もうちょっと頑張ってよね。
今朝は邪魔されたみたいだけど」
邪魔?誰に??
「学校でってのは
難しいかもしれませんね。
俺も常に側にはいれないし…」
松井さんの風の力は、
聞かれたくない音を消す事も出来る。
だよな、確かに…。
学校には見られて困る奴しかいない。
教師が生徒に手を出すとか
この間もニュースになってたしな。
人類を救うためっつって
通用するわけねーし。
「かんちゃん、可愛いから
狙ってる男子はかなり多いよ」
そういやぁ
「うちのクラスの奴らも何人か
神鳥に告ったらしいです。
全員玉砕だったけど。」
モテるよな、あれじゃ。
神鳥は確かに可愛い。
あのルックスは芸能人としても
十分通用する。
「全員玉砕なんだ…。
誰か好きな人とかいるんでしょうか」
「え」
松井さんの発言に、
隠土先生が少し慌てた。
