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「再会」と呼べる「出会い」

第11章 お仕置きとケツ叩き

「井崎優司について聞きたい」

「優司先輩?
 なんで隠土先生が?」

だよな、普通なら関わりなさそうだ。

「うちの部の生徒が
 関わっているんだ。
 お前、さっき言ったろ?
 井崎がヤバそうな奴と仲が良いって」

「あー佐伯な  
 …確かにやべぇかも。
 先生、佐伯さ図書室で 
 … 
 ぷっ くくっ」

木瀬が意味あり気な笑みを浮かべる。




「アイツ、妊娠したんじゃね?」

「…ぶっ!!!」

教頭先生が勢いよくお茶を吹いた。


「生理痛とか言って誤魔化してたけど
 絶対そうだって!
 優司先輩ならあり得っし」


木瀬のニヤケ顔を張り倒したい。
この態度、反省してないな。


「木瀬! っごほ 本当なのか?!」

「マジ、俺、見たし」

「隠土先生!!
 佐伯に何か相談受けました?!」

「大丈夫ですよ」

慌てる教頭先生が気の毒だ。



何も心配いらないのに 





「佐伯は妊娠なんてしてない」






俺には、ハッキリ断言出来る。

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