
「再会」と呼べる「出会い」
第16章 それは襲い来るもの
「堕天したんでしょ?
本人は認めてないけど
やっていることは
悪魔と同じだもの
けど
イカレっぷりはそれ以上かしら」
梅子さんが
長いキセルをどこかから取り出し、
口にくわえた。
火皿から流れ出る、
ピンク色の煙が妖しい。
「エレミムを
影で操って思い通りに
しようとしている
…本当の親玉ってところでしょうか
あの後
月子さんに打ちのめされた
エレミムとその仲間を
そのハクアという天使が
攫ったんです
そしてどこかへ隠し
再び現代で蘇らせた」
「そうだったのか
それで現代まで」
エレミムは生き延びて
人類を滅亡させようとしている。
そうさせているのが
そのハクアという天使なのか。
かつては クロ という
宇宙外生物が
エレミムの身体を乗っ取り
人類を滅亡させようとした。
…ごめん ややこしくなるから
この話はまたどこかで。
「でも何故
ハクアは百瀬さんに…」
「欲しかったんじゃないの?
精気 が
堕天したのなら
必要でしょうよ」
天使が堕天すれば 悪魔 になる。
悪魔は生きる糧として
人間の精気を欲するのだ。
「…」
「最近の若い子は
貞操観念が低いから
格好のエサになるわね」
エサ か。
百瀬は食い物にされていたのか。
集団暴行されても
平気だったって言うのは
吸精鬼に憑かれていたから
だったんだな…。
…とんだ犠牲者じゃないか。
可哀相になってきた。
「彼女は被害者 ですか
もう 大丈夫なんですよね?」
松井さんが梅子さんに尋ねた。
本人は認めてないけど
やっていることは
悪魔と同じだもの
けど
イカレっぷりはそれ以上かしら」
梅子さんが
長いキセルをどこかから取り出し、
口にくわえた。
火皿から流れ出る、
ピンク色の煙が妖しい。
「エレミムを
影で操って思い通りに
しようとしている
…本当の親玉ってところでしょうか
あの後
月子さんに打ちのめされた
エレミムとその仲間を
そのハクアという天使が
攫ったんです
そしてどこかへ隠し
再び現代で蘇らせた」
「そうだったのか
それで現代まで」
エレミムは生き延びて
人類を滅亡させようとしている。
そうさせているのが
そのハクアという天使なのか。
かつては クロ という
宇宙外生物が
エレミムの身体を乗っ取り
人類を滅亡させようとした。
…ごめん ややこしくなるから
この話はまたどこかで。
「でも何故
ハクアは百瀬さんに…」
「欲しかったんじゃないの?
精気 が
堕天したのなら
必要でしょうよ」
天使が堕天すれば 悪魔 になる。
悪魔は生きる糧として
人間の精気を欲するのだ。
「…」
「最近の若い子は
貞操観念が低いから
格好のエサになるわね」
エサ か。
百瀬は食い物にされていたのか。
集団暴行されても
平気だったって言うのは
吸精鬼に憑かれていたから
だったんだな…。
…とんだ犠牲者じゃないか。
可哀相になってきた。
「彼女は被害者 ですか
もう 大丈夫なんですよね?」
松井さんが梅子さんに尋ねた。
