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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

「んー…」

 
…悩むのかよ。
そんなに魅力的なのか?園芸部。


「多分あれですよ
 隠土先生が作ったから
 美味しかったんですよ!」

「え」

「おばあちゃんが
 言ってたんですよねー
 『料理の味にはその人が出る』
 …って
 きっと先生じゃなきゃ
 作れないんですよ!
 林田先生にも聞きましたよ
 『勝利のけんちん汁』のこと」

「言ってたね」

「私必ず嗅ぎ付けますから!」

「え …な は?!」


嗅ぎ付ける…って
おい…。



「きっと野球部の試合前ですよね」

ニヤリと神鳥が笑った。

「楽しみにしてまーす」






その笑顔は



眩しすぎる…!!

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