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「再会」と呼べる「出会い」

第16章 それは襲い来るもの

「なんかすみません」

神鳥の隣に立つ、
園田さんが苦笑した。

落ち着いてるし、
大人っぽい子だなぁ。

それに比べて神鳥は…


「待ってますね!」



…いや
屈託の無い笑顔が可愛い。

思い起こせば月子もこうだった。
生まれ変わっても変わってない。

相変わらず
食い意地ははってるんだな。



「神鳥」

「なんですか?」

「…さっきの事だけど」


俺は思い切ってみた。


「さっき…ですか」

神鳥の表情が変わった。

少し考えるように、俯く。



「何の事でしたっけ?」



「え」



誤魔化した…?





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