
「再会」と呼べる「出会い」
第16章 それは襲い来るもの
「月子さんが現れていた時の
記憶はないようね」
「…月子」
月子
隠土先生も
土手で会った外人も
私をそう呼んでいた。
そして何度も見る夢の中でも
私は『月子』と呼ばれていた。
私は 神鳥由芽 だよね?
ガ ラ
「お疲れ様です
無事で良かった」
「すみません
遅くなって!」
図書館の松井さんと
生徒会長の香田先輩が現れた。
「松井先生
咲希を送ってくれて
ありがとうございました」
校長先生が
松井さんに頭を下げた。
「いえ…
説明の方はお願いします
彼女 かなり動揺しています」
「…そう」
校長先生の表情が重く沈む。
けど安心した。
咲希が無事で良かった。
「月子さん
…ではないようですね
やはりまた
消えましたか」
松井さんが私を見る。
「私が
月子なんですか?」
聞こう。
ここまできたら
知らないままではいられない。
それに
何度も見る夢の意味を知りたい。
記憶はないようね」
「…月子」
月子
隠土先生も
土手で会った外人も
私をそう呼んでいた。
そして何度も見る夢の中でも
私は『月子』と呼ばれていた。
私は 神鳥由芽 だよね?
ガ ラ
「お疲れ様です
無事で良かった」
「すみません
遅くなって!」
図書館の松井さんと
生徒会長の香田先輩が現れた。
「松井先生
咲希を送ってくれて
ありがとうございました」
校長先生が
松井さんに頭を下げた。
「いえ…
説明の方はお願いします
彼女 かなり動揺しています」
「…そう」
校長先生の表情が重く沈む。
けど安心した。
咲希が無事で良かった。
「月子さん
…ではないようですね
やはりまた
消えましたか」
松井さんが私を見る。
「私が
月子なんですか?」
聞こう。
ここまできたら
知らないままではいられない。
それに
何度も見る夢の意味を知りたい。
