
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
『ミカちゃんの
作る玉子焼
私大好きなの』
そう言って微笑んでくれたのは
一年生の秋だった。
「ねー作り方教えてくれない?」
「うん いいよ
そうだ!
良かったらエミちゃんも
料理部に来ない?
楽しいよ」
幽霊部員のエミは
一年生の時は毎日部活に来ていた。
彼女は包丁にも触ったことが
無かったらしい。
最初は生傷も絶えず、
失敗してしまう事も
何度もあったけど
とにかく一生懸命だった。
「出来た!」
「エミちゃん
これ凄く美味しいよ」
「本当?!
作った物を食べて
喜んでもらえるって
凄く嬉しいね!」
あの時の
眩しい笑顔を
私は今でも思い出せるよ。
…
エミが変わってしまったのは
それから数ヶ月後
冬休み開けだった。
作る玉子焼
私大好きなの』
そう言って微笑んでくれたのは
一年生の秋だった。
「ねー作り方教えてくれない?」
「うん いいよ
そうだ!
良かったらエミちゃんも
料理部に来ない?
楽しいよ」
幽霊部員のエミは
一年生の時は毎日部活に来ていた。
彼女は包丁にも触ったことが
無かったらしい。
最初は生傷も絶えず、
失敗してしまう事も
何度もあったけど
とにかく一生懸命だった。
「出来た!」
「エミちゃん
これ凄く美味しいよ」
「本当?!
作った物を食べて
喜んでもらえるって
凄く嬉しいね!」
あの時の
眩しい笑顔を
私は今でも思い出せるよ。
…
エミが変わってしまったのは
それから数ヶ月後
冬休み開けだった。
