
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
「雑誌見たよ
もうすぐ母の日だから
私もアレンジお願いしたいな」
母の日は毎年
兄妹で花とプレゼントを贈っている。
リカもそこがいいんじゃない
って言ってたんだよね。
…だけど
「嬉しいんですけど
実は予約でいっぱいで」
「…だよねー」
やっぱりなぁ。
残念だけど仕方ないよね。
雑誌で取り上げられる位だもん。
「あの
もし俺が作った物で良ければ…」
「え いいの?
っていうか作れるの?!
凄いね!」
家がお花屋さんで
園芸部にも入っちゃうって事は
よっぽどお花が好きなんだなぁ。
「実は私もお願いしたんだ
凄いんだよ この子」
「え」
「ミッチに聞いたんだけどね
フラワーアレンジメントの
大会で優勝した事があるんだって!」
「わ 凄い!!」
「しかもヨーロッパのだよ」
「えーーー!」
世界レベル ?!!
凄過ぎるよ!
「いや あれはたまたまで…
あ ミッチ先輩」
「お疲れ様
ごめんねゴド君 わざわざ」
ミッチが空き教室に入ってくるなり、
申し訳なさそうに
ゴド君に頭を下げた。
「いえ
あーなんか新鮮です
ジャケット脱いでる
ミッチ先輩」
ゴド君がミッチを見て柔らかく微笑む。
「可愛い」
!
可愛いって 言った?!
「あー…これ?
でしょ
私もお気に入りなの」
ミッチはそう言いながら
前髪を留めた
お花の形のピンを指した。
いやいやいや
多分違うよ!
そっちじゃないよ!!
「あー ピンも可愛いですね」
ほら!
“も”って!
私は隣に立つヤマちゃんを見た。
「そうなのよ そう
じれったいのよ なんか」
ヤマチャンがニヤリと笑った。
じれったい …のは
ヤマチャンもだと思うけど
あえて口には出さず、
私はミッチとゴド君を見比べていた。
ミッチ もしかして…!!
もうすぐ母の日だから
私もアレンジお願いしたいな」
母の日は毎年
兄妹で花とプレゼントを贈っている。
リカもそこがいいんじゃない
って言ってたんだよね。
…だけど
「嬉しいんですけど
実は予約でいっぱいで」
「…だよねー」
やっぱりなぁ。
残念だけど仕方ないよね。
雑誌で取り上げられる位だもん。
「あの
もし俺が作った物で良ければ…」
「え いいの?
っていうか作れるの?!
凄いね!」
家がお花屋さんで
園芸部にも入っちゃうって事は
よっぽどお花が好きなんだなぁ。
「実は私もお願いしたんだ
凄いんだよ この子」
「え」
「ミッチに聞いたんだけどね
フラワーアレンジメントの
大会で優勝した事があるんだって!」
「わ 凄い!!」
「しかもヨーロッパのだよ」
「えーーー!」
世界レベル ?!!
凄過ぎるよ!
「いや あれはたまたまで…
あ ミッチ先輩」
「お疲れ様
ごめんねゴド君 わざわざ」
ミッチが空き教室に入ってくるなり、
申し訳なさそうに
ゴド君に頭を下げた。
「いえ
あーなんか新鮮です
ジャケット脱いでる
ミッチ先輩」
ゴド君がミッチを見て柔らかく微笑む。
「可愛い」
!
可愛いって 言った?!
「あー…これ?
でしょ
私もお気に入りなの」
ミッチはそう言いながら
前髪を留めた
お花の形のピンを指した。
いやいやいや
多分違うよ!
そっちじゃないよ!!
「あー ピンも可愛いですね」
ほら!
“も”って!
私は隣に立つヤマちゃんを見た。
「そうなのよ そう
じれったいのよ なんか」
ヤマチャンがニヤリと笑った。
じれったい …のは
ヤマチャンもだと思うけど
あえて口には出さず、
私はミッチとゴド君を見比べていた。
ミッチ もしかして…!!
