
「再会」と呼べる「出会い」
第18章 冷 え
ミッチは手に持つ本を見つめ、
ゆっくりと可愛らしい唇を開いた。
「…気のせいなの」
「そうかなぁ…」
「ミッチ
そう思い込もうとしてる?
もしそうなら…」
もったいないって思っちゃう。
「いいの
だって一緒にいると楽しいし
今のままでいいって思うの
この先を望んで
もし壊れてしまったらって
思うと悲しいもん」
そんな…
「からかってるって
感じには見えないし
…だってそもそもの出会いが」
「え なになに?!」
聞いてないよ!!
「ミッチ
ほらいい匂いがするでしょ?
絡まれたんだよね
塩田と凪野に」
「え!? いつ?!」
塩田君と…凪野君
背中が冷やりとした。
「先週
ゴド君が助けてくれたの
あと 次朗君も」
「次朗君??」
聞いてない。
聞いてみよ…。
「何なに?俺の話?」
「お 噂をすれば
現れるよねー」
「あ」
次朗君が私の後ろに立っていた。
ゆっくりと可愛らしい唇を開いた。
「…気のせいなの」
「そうかなぁ…」
「ミッチ
そう思い込もうとしてる?
もしそうなら…」
もったいないって思っちゃう。
「いいの
だって一緒にいると楽しいし
今のままでいいって思うの
この先を望んで
もし壊れてしまったらって
思うと悲しいもん」
そんな…
「からかってるって
感じには見えないし
…だってそもそもの出会いが」
「え なになに?!」
聞いてないよ!!
「ミッチ
ほらいい匂いがするでしょ?
絡まれたんだよね
塩田と凪野に」
「え!? いつ?!」
塩田君と…凪野君
背中が冷やりとした。
「先週
ゴド君が助けてくれたの
あと 次朗君も」
「次朗君??」
聞いてない。
聞いてみよ…。
「何なに?俺の話?」
「お 噂をすれば
現れるよねー」
「あ」
次朗君が私の後ろに立っていた。
