
「再会」と呼べる「出会い」
第19章 廃墟と花嫁
ハクアの気配が消えると、
アゼットさんは
私を立たせた。
「前にもお会いしたこと
ありますわね」
そう言って
にっこり微笑んだ。
私は記憶を辿る。
…いつだっけ?
「少しリラックス
しましょうね」
アゼットさんは
そう言うと、
何かを散らせるように
手を動かした。
何も見えないが、
その直後から
心地よい…
あ これ
ラベンダーの匂い
「白いドレスでしたわね」
「…?!
えっ ちょ
待って下さいっ!!」
アゼットさんは
私の服を脱がせ始めた。
「ご自分でなさいます?」
「な なんで
脱ぐんですか?!」
声出せた。
「お着替えするんです
あら
聞いてませんでした?」
「一体なんのために?!」
「取り敢えずは
言うことを聞いて下さいます?
綺麗にして
差し上げますから
それにもう
怪我はしたくないでしょう?」
笑顔が、 怖い。
私は素直に従った。
せめて自分でぬいだ。
「年齢の割には
凹凸が少ないですわね」
「…すみません」
何謝ってるんだろう。
私は下着だけになった。
「そうですわねぇ
貴女には…」
フ ワ リ
全身を纏う香りが
キラキラ輝く
白いもやになり、
私の全身を包んだ。
この香りは 百合…。
目を開けると
私は白い服を身につけていた。
「よくお似合いですわ」
アゼットさんがすぐ側の
空間を布のように捲る。
そこには鏡があった。
私が映っている。
真っ白なドレス姿で。
身体中を襲う痛みも
少しだが
和らいだ気がした。
「これもどうぞ」
アゼットさんが
更に布を頭から被せる。
あぁ
これじゃまるで
ウエディングドレスを
着ているみたいだ。
アゼットさんは
私を立たせた。
「前にもお会いしたこと
ありますわね」
そう言って
にっこり微笑んだ。
私は記憶を辿る。
…いつだっけ?
「少しリラックス
しましょうね」
アゼットさんは
そう言うと、
何かを散らせるように
手を動かした。
何も見えないが、
その直後から
心地よい…
あ これ
ラベンダーの匂い
「白いドレスでしたわね」
「…?!
えっ ちょ
待って下さいっ!!」
アゼットさんは
私の服を脱がせ始めた。
「ご自分でなさいます?」
「な なんで
脱ぐんですか?!」
声出せた。
「お着替えするんです
あら
聞いてませんでした?」
「一体なんのために?!」
「取り敢えずは
言うことを聞いて下さいます?
綺麗にして
差し上げますから
それにもう
怪我はしたくないでしょう?」
笑顔が、 怖い。
私は素直に従った。
せめて自分でぬいだ。
「年齢の割には
凹凸が少ないですわね」
「…すみません」
何謝ってるんだろう。
私は下着だけになった。
「そうですわねぇ
貴女には…」
フ ワ リ
全身を纏う香りが
キラキラ輝く
白いもやになり、
私の全身を包んだ。
この香りは 百合…。
目を開けると
私は白い服を身につけていた。
「よくお似合いですわ」
アゼットさんがすぐ側の
空間を布のように捲る。
そこには鏡があった。
私が映っている。
真っ白なドレス姿で。
身体中を襲う痛みも
少しだが
和らいだ気がした。
「これもどうぞ」
アゼットさんが
更に布を頭から被せる。
あぁ
これじゃまるで
ウエディングドレスを
着ているみたいだ。
