
「再会」と呼べる「出会い」
第20章 見送る人
「よ」
私が付き合っていた時とは
だいぶ雰囲気が変わった。
ちょい悪系?渋谷系??
以前の服装はそんな感じだった。
でも今は爽やかなストライプ柄のシャツに
ジャケットをはおり、
穴の空いたジーンズではなく、
細身のパンツスタイル。
素敵だ。
こちらの方が更にモテるだろう。
チラチラ
通行する人が目を留める。
特に女の子は優司君を見て
目をキラキラさせている。
「雰囲気変わったね」
「まぁ イメチェン」
「前よりずっといいよ
エミも惚れ直すんじゃない?」
「かな
ミカにそう言われると嬉しいや」
優司君は照れくさそうに微笑んだ。
「渡したいものって?」
「これ あいつから頼まれた」
?
優司君はジャケットのポケットから
紐の付いた石のような物を取り出し、
差し出した私の手に置いた。
「…」
優司君はそれをもう一度手にして
固まったままの私の首にかけてくれた。
「一週間は絶対にはずすなってさ」
「…」
ペンダントトップになった
私はその石に触れた。
真ん中に白いラインが入っている。
「ハチマキ石っていうんだろ?
持ってると願いが叶うっていう
けどアイツは魔除けだって言ってた」
「…アイツ って?」
「次朗だよ
っつーか直接渡せってな
ったく」
「じろ くん」
「?! ミカ?!!」
私はその場で崩れた。
ただもう涙が止まらなかった。
「っく… なにも…
思い …出せないの」
「ミカ
…取り敢えず乗れ な?」
私は促され、
優司君の車の後部座席に乗り込んだ。
私が付き合っていた時とは
だいぶ雰囲気が変わった。
ちょい悪系?渋谷系??
以前の服装はそんな感じだった。
でも今は爽やかなストライプ柄のシャツに
ジャケットをはおり、
穴の空いたジーンズではなく、
細身のパンツスタイル。
素敵だ。
こちらの方が更にモテるだろう。
チラチラ
通行する人が目を留める。
特に女の子は優司君を見て
目をキラキラさせている。
「雰囲気変わったね」
「まぁ イメチェン」
「前よりずっといいよ
エミも惚れ直すんじゃない?」
「かな
ミカにそう言われると嬉しいや」
優司君は照れくさそうに微笑んだ。
「渡したいものって?」
「これ あいつから頼まれた」
?
優司君はジャケットのポケットから
紐の付いた石のような物を取り出し、
差し出した私の手に置いた。
「…」
優司君はそれをもう一度手にして
固まったままの私の首にかけてくれた。
「一週間は絶対にはずすなってさ」
「…」
ペンダントトップになった
私はその石に触れた。
真ん中に白いラインが入っている。
「ハチマキ石っていうんだろ?
持ってると願いが叶うっていう
けどアイツは魔除けだって言ってた」
「…アイツ って?」
「次朗だよ
っつーか直接渡せってな
ったく」
「じろ くん」
「?! ミカ?!!」
私はその場で崩れた。
ただもう涙が止まらなかった。
「っく… なにも…
思い …出せないの」
「ミカ
…取り敢えず乗れ な?」
私は促され、
優司君の車の後部座席に乗り込んだ。
