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「再会」と呼べる「出会い」

第20章 見送る人

「ミカ」

「?」

優司君が私を見る。


「アイツは絶対戻ってくる」


優司君の言葉で
私が大事な事を
忘れてしまったのだと気付く。


「私 待つよ」


優司君が優しく微笑んで頷いた。



そう、私は待たなければならない。
大丈夫。
彼はいつも必ず戻ってきてくれた。

戻ってきてくれたのだ。


*…*…*…*…*…*…*

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