
「再会」と呼べる「出会い」
第3章 再会日和
「お願いします。」
「オニギリ、ありがとうございました」
松井さんが貸出処理しながら
話しかけてくれた。
「あ、いえ…」
残り物をあげるようで
少し罪悪感はあるけどね…
「佐伯…さん?」
「はい」
「仲良しなのは結構ですが
図書館ではなるべくお静かに。
特別な日、とはいえ、
集中してる人もいますから」
「…はい スミマセン」
松井さんの眼鏡の奥がギロリ
…すみませんでした。
なるほど
想像より静かだったのは
そういう訳だったのね…。
きっとみんな
睨まれて退散したに違いない。
…だけど
さっきはあんなに
親しく話せたのになぁ…。
「オニギリ、ありがとうございました」
松井さんが貸出処理しながら
話しかけてくれた。
「あ、いえ…」
残り物をあげるようで
少し罪悪感はあるけどね…
「佐伯…さん?」
「はい」
「仲良しなのは結構ですが
図書館ではなるべくお静かに。
特別な日、とはいえ、
集中してる人もいますから」
「…はい スミマセン」
松井さんの眼鏡の奥がギロリ
…すみませんでした。
なるほど
想像より静かだったのは
そういう訳だったのね…。
きっとみんな
睨まれて退散したに違いない。
…だけど
さっきはあんなに
親しく話せたのになぁ…。
