☆Hな短編小説☆
第3章 触手
「きゃっ!!なにこれ!!」
必死に、両手をかためているツルから手を抜こうとがんばる。
お願いゆうとくん。
今は帰って来ないで!
「ただいまー♪」
願いも虚しく、ゆうとくんは帰ってきた。
「…っえ…。リ、カ…?」
「うぅ…」
ゆうとくんはドアのところで突っ立っている。
それもそうか。
だってあたしは今、ほとんど裸にM字開脚。
なんつーことしてんだってね。
冷静に自分にツッコミを入れていると、いつの間にやら、足に複数のツルがまとわりついている。
さらに、先の尖ったツルが出てきた。
先の尖ったツルは、あたしのスカートの裾に降り立つと、ビリリリリッと、あたしのスカートを破いた。
「いやぁぁっっ!」
ゆうとくんは呆然とこちらを凝視している。