☆Hな短編小説☆
第5章 電車2
「そうかぁ、じゃぁ彼氏くんは学校行ってもらっていいよ?」
「いや、俺がこの痴漢捕まえたんで。
こいつとここにいます。」
駅員さんはちょっと困った顔をした。
が、優くんの顔を見て諦めたようにうなずいた。
「じゃ、入って。痴漢した人もね。」
駅員室に入る。そこは意外と狭かった。
こんなところで取り調べみたいなことするのかな…。
不安に思っていると、駅員さんが別のドアを開けた。
「痴漢はこっちで対応することになってるから。」
そう言われて入った部屋は、さっきの部屋とは違い、結構広かった。
中央に小さなテーブルと椅子、壁には大きめの鏡がかかっていた。