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☆Hな短編小説☆

第5章 電車2


折りたたみ式のベッドもあった。


「ここは防音になってるからね。嫌な経験を話すのは嫌だろうけど、誰にも聞こえないから。」


ふぅん。なかなか気がきくんだ…。


駅員さんが手で椅子を示す。


みんなが座ったところで、駅員さんが話を聞き始めた。


「んーと、じゃぁ、どういう状況だったのか教えてもらおうかな。
痴漢さん、名前は?」


「田中康介です。」


「被害者さん、名前は?」


「杉山ミカです。」


駅員さんはふぅむ、とうなってうなずいた。

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