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Star crew

第2章 悲劇

君の手首にもとはあったブレスレット。
それは外され
小さな机の上に置かれていた。

僕は近づき
君の両親に一礼。

そっと手首につけた。

君にふれた瞬間
涙が溢れた。

「ど…して…………」

君の両親は震える声で僕に告げた。

『事故だった』と。

そして、もう一つの言葉は
僕の耳と心が拒否した言葉だった。

『記憶が消えている』

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