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Star crew

第2章 悲劇

言葉を失った。

ベッドに横たわる君…

いや…君じゃないかも……

頭の先から足の先まで何度も
何度も何度も何度も何度も何度も
見直した。

「君じゃない…よね…」

僕の声は冷たい外を走り
息がつまって喉はガラガラ。
自分でも聞いたこともないくらい
細い声だった。

でも僕は必死に声を絞り出した。

「…君じゃ…ない…よね……」

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