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もう恋なんてしない。

第2章 ここは中国。不夜城上海。

水割りで良いですね!』

小姐達はソファーの前のセンターテーブルに
しゃがみながら水割りを作る。

『乾杯!』と艶が始まるのだ。

小姐達は売上げの為にお酒の消費を早めようと必死に場を盛り上げる。

 
上海とは言え最新の日本の歌が歌える。
剛が唄い終わると必ずと言って

『小宮山!上手!上手い人一気!』

『上手い人!一気!』『一気!一気!』

 グラスを持って駆け寄り乾杯の催促をする。

 『飲んじゃって!吐いちゃって!飲んじゃって!』

 
小姐達からのコールが何度もあり
一気をさせるのである。

 当然気分の良い剛は一気に飲み干すのである。

接待などの時は大いに盛り上がるのだけど…

 

楽しく歌を唄い

ノリの良い歌にあわせて皆で弾けて踊る。

ラブソングでは小姐と抱き合い寄り添う。

 

こんな楽しい空間は日本にはないのだ。

 

気分良く選んだ可愛い小姐を口説いている者

ひたすら唄いまくる者

小姐を差し置いて、友達同士愚痴っている者

小姐に説教している奴もいる。

 

それは様々な光景。

 

しかし訪れる殆どの日本人が

限られた駐在期間に若くて綺麗なお姉ちゃんと甘い時間を過ごしたい。

なんて思ってやってくる。

 

口説きに来ているのであるが、反応の良さ、レスポンスの良さ

巧妙な、思わせメールの内容に何かの大きな勘違いが始まるのである。

 

彼女?

○○ちゃんは俺に惚れているのかな?脈あり?

そして逃がさぬ様に、通い始め

蟻地獄にはまって行くである。

 

なんせ、ここは上海、人目も気にならない。

 

それはお金の力とは気が付かず、小姐達の巧みなトラップに掛かっていくのである。

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