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先生、駄目ですっ……

第2章 図書委員の継承

「いやぁ。先生は門真さんみたいに純粋に本が好きでなった訳じゃないんだけどね」

「えっ……そうなんですか……」

先生はばつが悪そうな照れ笑いを浮かべる。

「先生はその当時の図書委員の顧問の先生が好きでね。そんなやましい想いで図書委員になったんだ」

「えっ……!?」

「ほら、この先生」

笑いながら広げたページには品の良さそうな白い肌の眼鏡をかけた女の先生が写っていた。

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