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先生、駄目ですっ……

第13章 鬼の生活指導教員 3

「阿久津先生はそんな人じゃありません」

「そっかなぁ? 男なんてみんなエロいし、そんなもんだよ」

ケラケラと笑いながら首筋も揉む。

「そう……なんだ……」

てっきり怒って反論してくると思いきや、琴子は妙に神妙に頷く。

「えっ……あ、ああ。そう。男なんて結局女の可愛いところ見たらクラっと来ちゃうんだから」

「さすが恭華ちゃん。経験が違うなぁ」

尊敬の眼差しで見つめられてしまう。

「ま、まぁね…………ははっ……」

言えない……

本当は私処女なのなんて……

絶対に言えない……

てか案外臆病で彼氏すら作ったことないなんて……

絶対に言えない……


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